(体が痛くて動く事すらできない。)
(食事をまともに摂る事ができない。)
うつ病、線維筋痛症、緑内障などの様々な疾患があり、CBDを使い始めて症状がやわらいだNYAOTORAさんに、CBDに感じた魅力、注意点など31個の質問インタビューをさせて頂きました。
物凄く参考になる内容が詰まっておりますので、ご参考頂ければ幸いです。
僕自身CBDに救われた濃い体験があると思っていましたが、それ以上に濃く感動の内容が盛りだくさんです。改めてCBD(カンナビノイド成分)は凄いなと実感しました。
今回CBD部が開催するアドベントカレンダー2024に参加させて頂きました。
1. アドベントカレンダーとは?
元々アドベントカレンダーとは、12月1日からクリスマス当日までの日々をカウントダウンして楽しみに待つための期間限定カレンダーのことを指します。
そこから転じて、最近では12月1〜25日にかけて、業界や趣味ごとにブログ記事を日替わりでアップして情報交換や交流を図る動きが出てきています。例として、IT関係アドベントカレンダーやサウナ関係アドベントカレンダーが立ち上がったりと、多様なテーマのアドベントカレンダーが盛り上がっています。2. 本企画「CBDアドベントカレンダー」の趣旨
>>CBDアドベントカレンダーとは
3月24日〜4月20日の28日間にかけて、CBDに関わる様々な方々がCBD/麻に関する知見や熱い思いに関するブログ記事(もしくは動画)を日替わりで発信、そこから生まれる知見共有や議論によりCBD/麻産業を盛り上げるきっかけをつくりたいという趣旨です。
アドベントカレンダー企画は、通常クリスマス時期に開催されることが多いですが、今回の日付の設定理由としては、Japan CBD Day(※)である3月24日を開始日、CBDの由来である大麻を祝う日である4月20日を最終日としました。
新たにCBDに興味を持つ方が増えたり、既にCBDを好きな方がCBDに関する知見を更に深めたり、家族や友人との間でCBDに関する会話が始まったりと、何かCBD/麻産業が盛り上がるきっかけの一つになれば嬉しいです。
※アルファベット順でC=3, B=2, D=4となることから、CBD部がJapan CBD Dayとして勝手に提唱。
2023年CBDアドベントカレンダーにて執筆させて頂いた記事はこちら。
僕(ヨーキー)のCBDとの出会い~製品開発に至るまでを書きまとめています。
- NYAOTORAさんのご紹介
- CBDで実感した効果について
- CBDの摂取方法について
- CBDとの併用療法について
- CBD以外のカンナビノイドについて
- CBDやカンナビノイドの魅力
- 1人のCBDユーザーとして
- CBDに関する情報が少ない、価格が高い等、(もう少しこうだったら良いな)などありますか?
- CBDを使っていて、周囲からの反応はいかがですか?
- 今後のCBDの普及に期待することは?
- CBD製品の安全性についてどのように確認していますか?
- CBD製品を選ぶ際に重視している点は何ですか?(成分、ブランド、価格など)
- CBDに対して持っていた誤解はありましたか?
- CBD使用を始める前に知っておきたかったことはありますか?
- 他の方に伝えたいことはありますか?
- CBDに関するおすすめ書籍や記事はありますか?
- CBDを使用する上での個人的なコツやアドバイスがあれば教えてください。※副作用、相互作用、使用方法など
- あなたにとってCBDとは?
NYAOTORAさんのご紹介
今回CBDインタビューにご協力頂いたNYAOTORAさん(ニャオトラさん)
SNS:>>Twitter
ブログ:>>note
健康関連の資格:介護福祉士、社会福祉主事任用資格、日本臨床カンナビノイド学会登録師
所属:PCAT(カンナビノイド医療 患者会)、マカロニCBD公式アンバサダー
活動など:>>患者インタビュー:線維筋痛症
ぜひ上記のブログやTwitterアカウントもご覧ください。闘病や子育ても兼ねながら、日々CBDを広げるために様々な活動をされております。
どのような症状や病気を抱えていますか?
長年のうつ病、線維筋痛症、緑内障
全身の痛み、不調時は脱力したように動けず寝込んでしまう。
<服用しているお薬>
起床時:アリピプラゾール錠(1mg) 1回1錠
夕食後:リスペリドンOD(0.5mg) 1回1錠
<持っているアレルギー>
咳喘息、小麦と乳製品を避けてくれと医師に言われた。化学物質過敏症。
いつ頃から体調に異変を感じ始めましたか?
2016~2017年頃から。
※当時35歳
これまでにどのような事を試されましたか?
食事療法(グルテンフリー、カゼインフリー)、薬物療法、クラニアル(頭蓋骨調整)、温熱療法、エネルギー治療、鍼灸、プラセンタ、Bスポット療法、陶板浴、西洋の薬や漢方など
様々な事を試してきました。
胃腸の疾患もありましたし、栄養剤をアレルギーで飲む事ができなかったり、嘔吐の繰り返しでご飯を食べられなかったので色々な療法を試す必要がありました。
CBDを知ったきっかけは何でしたか?友人や家族からの勧め、メディア、または他の経路でしょうか?
家族の知人(歯科医)からの勧め。
初めてCBD製品を購入した際、怖いなどの感情はありましたか?
ありませんでした。夫が医療関係の人で、肯定的だったのも大きいと思います。初めてのCBDは大手ネットショッピングサイトで購入しました。
CBDで実感した効果について
CBDを使用してから、どのような変化を感じていますか?特に実感している効果を教えてください。
CBD使用前:痛くて体が受け付けなくてご飯が食べられないほど。栄養剤もアレルギーで口から出てしまい、飲む事ができない。吐きすぎて何も食べられなかった。
CBD使用後:今でも動けないほどの症状は頻繫に起こります。それでも激痛がなくなった。痛みのレベルが明らかに変わった。色んな事ができるようになった。注射も打っていません。全体で言うと病気自体が凄く楽になりました。CBD使用前のツラさを10とした場合、3になっている感覚です。
2021年4月(CBD使用開始から約半年後)に記したメモより抜粋
「寝込んでいて、歩くのがちょっと不自由だったが、歩けるようになっているんです。
激痛じゃなくなってきている。
うつ病が長い、でも薬も減った。
線維筋痛症も、うつ病もよく分かってない病気。必ずBスポット療法で良くなったとは言えない。私は色々と合わせ技で、良くなったと思っている。」
CBDについて医師からどのようなアドバイスを受けていますか?
初めて話した時は、CBDの事をご存知ではありませんでした。
今は(使っていて良いようだったら)と肯定的なアドバイスを頂いています。
<NYAOTORAさんによる補足> CBDの使用を推奨されている訳ではありません。現在は肯定的であるものの、自己責任での使用となります。私の場合は線維筋痛症などを抱えているなどの事情もありますが、精神薬を飲まれている場合、CBDの使用を止められる場合もあるようです。その点を踏まえて参考にして頂けると嬉しいです。
CBDの効果はどのくらいで感じられましたか?
割とすぐに効果を感じました。痛みが引いて、食事ができるようになったので効果を実感できるまで比較的早かったと思います。良い物だと感じたので、そのままCBDの利用を継続しました。
CBDの使用を中止した事はありますか?その際はどのような変化がありましたか?
ありません。痛み止めの代わりでもあるので、基本的に毎日摂っています。
CBDの摂取方法について
CBDの摂取方法について教えてください。
①舌下オイル
②飲み物に混ぜて
③エディブル(クッキーなど)
④VAPEリキッド
⑤バーム
上記を使い分けて使用しています。
それぞれの摂取方法のメリットとデメリットを教えてください。
①舌下オイル
メリット:効果を深く感じられる。症状が酷い時、寝ながら垂らして使える。
デメリット:苦いオイルもあり、じかに味が分かる。外で使いにくい。
②飲み物に混ぜて
メリット:好きなドリンク(温・冷)に加える事ができる。好みに合わせてアレンジができる。
デメリット:オイルをドリンクに垂らす場合、カップのふちに油が付いてしまう。
③エディブル(クッキーなど)
メリット:美味しく楽しみながらCBDを摂れる。おいしい。外出先でも使いやすい。自作する場合でも、好みに合わせてアレンジができる。
デメリット:ついつい食べ過ぎてしまい、眠くなる。効きが遅くて長い。
④VAPEリキッド
メリット:即効性があり、辛い症状の時に助かる。寝ながら使用できる。
デメリット:値段が高い。用具(道具)が必要。外で使いにくい。
⑤バーム
メリット:美容にも保湿にも使える。使う範囲(塗る範囲)を決められる。ピンポイントで痛む場所に使える。
デメリット:特に思い浮かびません。
CBDを使っていて気付いた、感じた注意点はありますか?
CBDの事を何も知らない時にインターネットで激安のCBDオイルを購入したのですが、ただの油(ごま油のような)で、CBDを全く感じなかった失敗があります。値段だけではなく、材料、中身をしっかりと確認して、信頼できるShop、ブランドさんから購入する事をオススメします。
CBDとの併用療法について
CBD以外に、どのような事を併用していますか?
食事療法(栄養面と、なるべくグルテンフリー、カゼインフリー)、薬物療法、クラニアル(頭蓋骨調整)、プラセンタ注射、電気治療
時々、Bスポット療法、クラニアル(頭蓋骨調整)
CBDとの併用でどのような効果を感じていますか?
良い相乗効果を感じています。
服薬する薬の種類や、病院にかかる費用を減らすことが出来ました。
CBDと他の療法との相性はいかがですか?
相性が良く、相互作用でプラスになると感じています。
<補足> NYAOTORAさんは担当の医師や薬剤師によるアドバイスを受けながら、CBDを併用しております。お薬との併用は必ず3時間は間隔を空けて摂取しています。またCBDとの飲み合わせと相性の悪い薬もありますので、必ずかかりつけのお医者さんに相談してくださいね。
CBD以外のカンナビノイドについて
CBD以外のカンナビノイドは使ってますか?
CBN、ブロードスペクトラム、フルスペクトラムを使用しています。
どういった場面で、どのようなカンナビノイドを、どれぐらい摂取していますか?
基本的にはCBDオイル(濃度20~30%未満)を朝2滴、舌下に。
夜に2~3滴。足らなければ増やして使用しています。
お昼のおやつにエディブル(チョコ、グミなど)を食べる事もあります。
痛みにはCBN20%のオイルを2滴使用しています。
<NYAOTORAさんによる補足> 症状が起きていない時もCBDを摂取しています。予防的に。コンスタントに摂っている方が、全体的に調子が良い傾向にあります。
<NYAOTORAさんによる補足その2> CBN単体は眠れるイメージがあり、フルスペクトラムオイルは総合的に良い。落ち着く。不調時に元気になる気がします。水溶性CBDを温かいドリンクに溶かして眠るのも好きです。特にカモミールドリンクに溶かして飲むとよく眠れます。
CBDやカンナビノイドの魅力
CBDにどのような魅力を感じていますか?
まずは病気が楽になること。病気の人でなくても使えること。QOLが向上すること。摂取方法を(食べる、飲む、塗る、吸う)とその時の気分、調子、好みに合わせて選択できること。
通院は症状が重い時にすごく大変だった。注射も苦痛だった。その点CBDはセルフケアができるのと、美味しく楽しく続ける事ができるのも大きな魅力だと思います。
CBD以外のカンナビノイドにどのような魅力を感じていますか?
朝に向いているCBG、夜に向いているCBN。
CBDのどのような点が他の療法(手段)と比べて優れていると感じますか?
楽しく摂取できる事が1番です。
苦痛にならない。摂取方法を工夫できる。自分で好みに合わせて自作もできる。
セルフケアができる。
1人のCBDユーザーとして
CBDに関する情報が少ない、価格が高い等、(もう少しこうだったら良いな)などありますか?
自分の不調、病気に合っているのか分かりにくかった。
(どういう人に向いているのか?)も分からなかった。
医師、薬剤師さんにももっとCBDの事を知って欲しい。知らないと、どこに相談すれば良いのか分からない。そんな方も少なくないと思います。
薬との相性、副作用、継続して大丈夫なものなの?といった情報も少ない。自分で調べる必要がある。
市販品の価格が高い。(続けにくい)
CBDを使っていて、周囲からの反応はいかがですか?
CBDを知らない方が多かったですが、皆さん興味を持ってくれます。
病気が緩和していることを一緒に喜んでくれます。そこからCBDを調べてくれたり、他の不調を抱えている人へ教えてあげたりしてくれています。
かかりつけの薬剤師さんにも(教えてくれてありがとう)と感謝された事もありました。
今後のCBDの普及に期待することは?
流行りや一過性のブームの様にならないで、定着して欲しいです。
生活の一部に溶け込めたらQOLが向上したり、体の不調がある方が楽になることが増えると思います。様々な用途があるので、原料でもある大麻に怖がらないような広め方をしていけたら嬉しいです。
CBD製品の安全性についてどのように確認していますか?
原材料、COA(成分分析証明書)を確認します。重金属や残留溶媒もしっかりと検査している方が安心できます。
CBD製品を選ぶ際に重視している点は何ですか?(成分、ブランド、価格など)
カンナビノイドの配合量、信頼できるブランド、Shopかどうか。
高すぎず安すぎない価格のもの。原材料やカンナビノイド原料の産地も見ています。
CBDに対して持っていた誤解はありましたか?
健康に関するものと認識していたので、違法成分などが出てくると思っていなかった。
メディアの報道などで、CBDのイメージまで悪くなってしまうように巻き込まれるとは予想していなかったです。悪いニュースが出てくるのが凄い嫌だった。
CBD使用を始める前に知っておきたかったことはありますか?
使用量によってどうなるか?摂りすぎると眠くなるなど。
CBNは過剰摂取で皮膚や体が痛くなる時がある。原因をネットで調べても分からない。※CBDアイソレートだとその点は心配はないため安心感がある。
他の方に伝えたいことはありますか?
CBDはハイになる事もなければ高揚感があるものでも無いけど、QOLの向上に繋がる。
その場で体感が無くても、1~2週間続けてみると変化が見えるかも知れません。
CBDに関するおすすめ書籍や記事はありますか?
<本・書籍>
CBDのすべて、CBDの科学、正高先生のご本(お医者さんがする大麻とCBDの話)
<Webサイト>
ASAMagazineさん、CBD Libraryさん、Project CBDさんの記事。
CBDを使用する上での個人的なコツやアドバイスがあれば教えてください。※副作用、相互作用、使用方法など
・服薬とは時間を空ける ※3~4時間
・気分が悪くなった時は、水を多く飲み、落ち着いて横になり休む
・温かいドリンクを一緒に摂ると、ホッと落ち着きます
・苦味のあるCBDオイルの場合、スパイスと合わせると飲みやすく温まる
あなたにとってCBDとは?
線維筋痛症の薬代わりでもあり、辛い症状の時の救世主です。
リハビリのお供でもあり、生活に馴染んでいます。
CBDに出会った事で『生かされている』と、絶望感から希望を見出せました。私の回復の手助けになりました。私にとってCBDは欠かせない生活の一部です。
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ここまでが闘病歴7年-CBDを使い始めて絶望感から希望を見出す事ができた、NYAOTORAさんの体験談インタビューとなります。
NYAOTORAさんはCBDに救われた経験から、”CBDを選択肢の1つ”として広めたい。
そんな想いからCBDジャーニーなどの大きなイベントで登壇されたり、メディアの取材などに応じて体験談などを発信しています。まだ重い症状などもある中で真っ直ぐに活動されていて、心から尊敬です。
↑韓国のテレビ(ヘンプ特集)にて放送。 ※9:54分からNYAOTORAさんの取材。
ぜひX(旧Twitter)のフォローなど含め、CBDを広める活動の応援をして頂けると嬉しい限りです。
NYAOTORAさん、長時間に渡るインタビューのご協力、本当にありがとうございました!
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